あなたの肥満度は?
1.一般的に言われる肥満度「BMI」って・・・
よく利用される指数にBMI(Body mass index)というものがあります。
これは、身長の二乗に対する体重の比で体格を表す指数です。
BMI=体重kg/(身長m)2
BMI |
判定 |
〜18.5 |
スリム |
18.5〜25 |
普通体重 |
25〜30 |
肥満度1 |
30〜35 |
肥満度2 |
35〜40 |
肥満度3 |
40〜 |
肥満度4 |
例えば、体重48kg、身長158cmの女性であれば、
BMI=48÷(1.58×1.58)=19.22768・・・
となります。そしてこの計算で出た数値を上の表に当てはめてみると、
「普通体重」ということになるわけです。
医学的には、このBMIが男女とも22の時に高血圧、高脂血症、肝障害、耐糖能障害等の有病率が最も低くなるということがわかってきました。
つまり、
理想体重=22×(身長m)2
の計算式で、理想的な体重が割り出せることになります。
すると、上の例の女性では、
理想体重=22×1.58×1.58=54.9208
という数値が出ることになり、
「普通体重の枠内ではあるけれど、もっと太った方がよい」
ということになります。
でも・・・ちょっと待って!?
「身長158cmの女性で、体重54kgって、太くない?」
たしかに、太いとまでは言わないけれど・・・けっして「スリム」で「みんなの憧れの的」とは言い難い、ごくごく「普通」の体型なのではないでしょうか・・・?
2.美しさを感じさせるBMI値

実は日本人の平均BMIは「21」とされています。
これは、欧米人に比べ、日本人の筋肉の量が少ないからです。
同じ「お肉」でも、筋肉と脂肪の比重は異なり、「脂肪の方が軽い」のです。
したがって、同じ身長で同じ体重(=同じBMI値)であれば、欧米人よりも日本人の方が「太って」見えます。
だから、上の計算で理想体重であっても、見た目には太く見えていることになります。 ちなみに、美しさを感じさせる「美容体重」のBMI値は「19」とされています。
もし、BMI計算の理想体重にこだわるのであれば、「筋肉量を増やしてやる」、そして筋肉量を増やさないのであれば「BMI計算での理想体重より少ない体重を目指す」ことで、「見た目にスリム」な体型を作ることができるのです。
これは、どちらか一方だけという方法では好ましくありません。
日本人の体質上、欧米人なみの筋肉バランスを保ち続けるのは無理がありますし、かといって筋肉を増やすことなく減量をし続けると「基礎代謝」が少なくなり、リバウンドしやすくなるばかりか健康を害する恐れも出てきます。
「基礎代謝」とは、人間が生きていく上で最低限必要なエネルギー消費のことで、生命活動を持続する上で必ず必要となるものです。
何もせずに寝ていても行われるエネルギー消費なので、見方を変えると「寝ていても勝手に行われるダイエット活動」とも言えます。
計画性のない減量(単に食べる量を減らす等)を続けると、脂肪のみならず全身の筋肉量が減少し、その結果、この基礎代謝量も少なくなります。つまり、無意識に行われるダイエット活動が低下するため、逆に太りやすい体質になってしまうのです。
したがって、リバウンドしない効果的なダイエットを行うためには、基礎代謝を減らさず(できれば増やして)、且つ体重を減らしていくことが必要となります。
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